技術紹介 [削り出し]

高耐熱ガラス入り樹脂の削り出し

(株)Costの看板と言える技術に「厚板からの削り出し」があります。
近年は、特にガラス入り樹脂に着眼し切削技術を重点的に向上させました。背景には、ワーキングモデルの分野で耐久耐熱性を備えるガラス入り樹脂の需要の高さがありました。物性の優位性により既に各評価試験で主力部材のガラス入り樹脂ですが、一般樹脂と比べ加工難度が高く、反りや歪みの頻出と切削性の悪さの攻略が課題でした。弊社では技術の改良に一層力を入れ、頑固に出現する変形を克服し、現在、PBT(G入り) t100mmからの削り出し実績を上げます。
試作の最大使命の納期については、「削り出し」と「貼り合わせ」工法が多数の加工法の中でトップクラスです。度々、比較検討の対象となる試作金型に対して、やはり切削工法の短納期は訴求力を持ちます。試作金型の不安要素(納期や価格、設計変更時)への対策として推奨する工法です

アルミ・他金属の削り出しプレス板金

金属試作は、アルミ切削や板金の需要が高く、精密端子、大小のBUSBAR、治具、そして筐体のご注文を中心に承っています。
弊社の金属切削は樹脂切削の技術を応用し、 精度品質の確実性と短納期に応えたスピードでご好評を頂戴しています。

レンズの削り出し例

得意の切削技術を活かしたレンズ加工のご紹介です。写真は、PCを切削後、磨きを施し最終工程で鏡面に仕上げています。カットの一山が2mm、透明度を極めました。
レンズの多くは照度試験に使用され、その他アクリルやPCの透明品はスケルトン仕様の治具や意匠製品などにご利用いただいています。